両親同伴での話し合いは今までに無い程緊張をした。
私の伝えたい事。
その場では上手く言葉が出てこないから事前に手紙にして読み上げる事にした。
今までに暴言暴力がありもう耐えるのが辛くなった事。私は暴言暴力を言われる程ダメな人間だとは思いたく無い事。子供に対しても酷い事を言った事。
マッチングアプリで遊んでいたことや免許証が無く無免許で車を乗っていたこと。嘘ばかりつくところ。
全てを話した。
私の手紙を聞いて、
「義父は本当に申し訳無い事をした。」と土下座をした。
義父さんがすんなりとすぐに謝っているところから、正直私は謝り慣れているな。と感じた。
私の話を聞いて驚いた様子もなく。きっと息子ならやるだろうなと思ったのだろう。むしろ暴言暴力より無免許だった事のほうが驚いていた。
きっと今までも、息子の暴力で相手に頭を下げてきたんだろうなと感じた。
実際、義実家へ行った時に友達に手を挙げて謝りに行った事があると笑い話のように話していたのを聞いた事があった。
元夫は俯いて一緒に頭を下げたが、何て言ったら良いのかわからなそうな雰囲気だった。
私の父親
私の両親は、1回でも殴られたら直ぐに帰ってこいと昔から言う人達だった。
私の両親も喧嘩をする事はあったが人格を否定するような暴言を言っているのを聞いた事無かったし、暴力をふるっている所も見た事がない。
一通り私の話と義父からの謝罪があった後、私の父親は元夫に、
「大切に育ててきた娘に暴力をふるうなんて俺は絶対に許さない。そんなことされるような人間に育てていない。どういうつもりだ!」と半分泣きながら大きな声で伝えていた。
「ふざけるなよ!」など。簡単な怒りの言葉だけを沢山言っていた。
父親の泣いている所を産まれて初めて見て父親の気持ちがすごく伝わってきた。
私も、私の母親も、義母も泣いていた。
義母さんは明るく元気な関西のおばちゃんという雰囲気の人だったので涙を流しているのを見て驚いた。
義父の言葉
父親が話終わった後、義父が話し出した。
義父「暴力や暴言、申し訳無かった。
しかし、そんな事があるならまず相談して欲しかった。」
私「義母さんに言いましたよ。でも何も変わらなかった。」
義父「そうなんか?」
義母「言われとった。」
義父「何で俺に言わんかった?」
義母「言ったら、もっとエスカレートすると思ったんよ」
母親は息子の事を私よりきっとよく分かっているだろう。本当に言ったら確かにもっと酷い事になっていたのだろう。
私「とにかく私はもう限界なので離婚しようと思っています。」
一通り私たちの言いたい事だけ伝え、帰る事にした。
言いたい事だけ伝え私たちは実家に帰った。
半分泣いていた父も、私も、母親も気持ちがかなりスッキリしていた。
まずは、大きな一歩が踏み出せたと思った。
ここから、離婚に向けて動き出すのだけど。
離婚は結婚より大変とよく聞くけど。
本当に大変だった、、、、