第一子、第二子と切迫早産入院を経験しました。妊婦健診で順調だったのに突然の入院。妊娠中は何があるか分からないものです。
1.切迫早産とは?
切迫早産とは早産となる危険性が高いと考えられる状態、つまり早産の一歩手前の状態のことをいいます。子宮収縮(お腹のはりや痛み)が規則的かつ頻回におこり、子宮の出口(子宮口)が開き、赤ちゃんが出てきそうな状態のことです。
引用元:公益社団法人 日本産婦人科学会
36週6日までに赤ちゃんが生まれると早産になるのと同時に、赤ちゃんの健康状態に影響も出る事があるため、36週6日まではできるだけ長く赤ちゃんをお腹の中で育てる事が大切です。
切迫早産の原因
- 双子以上などの多胎妊娠
- 母体の感染症
- 羊水過多症・羊水過少症
- 子宮頸管無力症
- ストレス
などなど複数あるそうです。切迫早産を伝えられると自分の責任なのではないかと考え込んでしまいましたが、「お母さんのせいでは無いよ。自分を責めずにしっかり休みましょう」と産科の先生に言われました。
1−2|突然の入院。
切迫早産の入院は突然始まります。私も第一子の時は34週の妊婦健診に行きそのままいきなり入院。車椅子に乗せられ、点滴に繋がれ、ベッドに寝かされます。入院の準備のため一度帰れますか?と聞いても許可は出ません。
1−3|切迫早産治療方法
切迫早産の治療は、24時間お腹の張り止めの点滴をしながら基本的にベッドでの絶対安静。切迫の度合いによりますが、基本は排泄以外はベッドで横になっているのが最善です。
張り止めの点滴は副作用で動機やだるさ、手の震えなどがありますが1日程すると体が慣れてきます。
毎日、検温や問診がありますが、他にもモニターと言ってお腹に機械を貼り付け赤ちゃんの心拍とお腹の張りの確認をする時間があります。(赤ちゃんがお腹の中でしゃっくりするのも分かります)
一週間に一度超音波の検査もあります。心拍の確認や超音波の検査は辛い入院生活で唯一楽しみな時間でもあります。
ちなみに私は点滴が入りにくい細い血管で点滴が漏れてしまい、何度も針の刺し直ししました。毎回刺し直しが辛かったけど看護師さんが点滴にイラスト書いてくれて少し癒やされました。
2.入院の過ごし方
辛い入院生活。少しでも快適に過ごしたいものです。
2−1切迫早産入院であると便利だったもの
食器用洗剤 スプーンやフォークなど病院では出ないものもありました。お茶を飲んでいるコップなどもこまめに洗いたいので洗剤は重宝しました。
タオルケット 点滴の副作用もあるのかとにかく暑かったです。病院では掛け布団一種類しか無かったのでタオルケットなど薄手のタオルケットも重宝しました。
音の鳴らない時計 時計は病室に無いのであると便利です。
2−2|入院中の暇つぶし
絶対安静で24時間病院に入院は本当に暇で辛かったです。私や入院仲間の暇つぶしを紹介します。
1ぬりえ
大人の塗り絵をしました。イヤホンを付けながら黙々と塗っていました。
2Netflixで映画鑑賞。
育児が始まるとなかなか映画も見られなくなるので気になっていた映画やドラマなど一気見しました。
3間違い探しやパズル
入院仲間がやっていました。
4同じ部屋のママ達とお話。
これが一番暇つぶしになったと思います。ただ、なかなか話す機会が無く、皆カーテンを締め切って居ることが多かったと思います。だれかとお話するのも嫌な人も居るだろうからなかなか自分から声を掛けるタイミングが掴めませんでした。
5スーパーのネットショッピング
もし食べ物に制限が無ければスーパーのネットショッピングで自分の好きな飲物やお菓子、必要な日用品を買うのも楽しかったです。自分で選んで買えるのが嬉しかったです。
6入院までのカウントダウンをする。
切迫早産は辛いですがちゃんと終わりが見える所が特徴です。私も毎日カウントダウンをして退院を目指しました。
私の作ったカウントダウン表。毎日バツ印付けて終わりを目指しました。
3.入院費用
切迫早産は1周間で退院する人もいれば長くて2〜3ヶ月入院する人もいます。長期にわたり入院するとどうしても入院費用がかさみます。しかし、入院費用も高額療養費制度を使えばひと月の医療費が上限額を超えると越え金額の補助が出ます。世帯の収入によって上限金額が変わるようですが、私はひと月約8万円の支払いでした。ただこの制度はひと月単位での計算なので、月をまたぎ直ぐに退院すると医療費が上限に達しず通常の3割負担を払わないといけません。仕方ないですが、退院の日にちによっては補助を受けられない可能性もあります。
生命保険に入っていれば保険料がおりる可能性もあります。私が入っていた保険も切迫早産で保険がおり、1日8000円おりました。
4.最後に
突然の入院で戸惑い、長く絶対安静の入院生活はとても辛いです。慣れない場所やご飯。お風呂も入れず気持ちが落ち込みますが、私は生命保険に入っていれば寝て食べているだけでお金が入る!と思ってなんとか過ごしました。
必ず終わりがあります。子育て前のゆっくり出来る時間を少しでも楽しめますように。
1人目の子供の切迫早産退院時にもらいました!