[離婚記録11]元夫を嫌いになった日。

離婚記録

前回の続きです。


帰省の帰りはいつも途中で旅行をした。今回は遊園地に寄ってから帰る予定。まだまだゴールデンウィークの帰省は終わらなかった。

1.渋滞回避。

元夫は無駄が嫌いで合理的な人でした。特に時間が無駄になるのは大嫌い。
ゴールデンウィークの帰省の帰り。しばらくは順調でしたが1時間程高速道路を走らせると渋滞してきました。
渋滞していると元夫には回避出来る道をスマホで探して欲しいと付き合っている頃からよく言っていました。


ただ。私はこの作業がとても苦手。。


最終的にどこの道に出たらいいのか。そして今自分がどこの道に居るのかどっちを向いているのか。。など全然わかりません。
渋滞回避は苦手だと自分でも分かっていたし、元夫にも結婚前に、私には渋滞回避の道探しは無理だと伝えていました。
それでも今回は回避する道を探して欲しいと言ってきました。
結婚前と違って今は子供も居る。子供の面倒も見ながら道の確認なんて絶対に無理だと思い、

「渋滞回避は苦手だから無理だし、実際下道に出るのと渋滞の高速道路を乗り続けるのを比べると時間なんて対して変わらないらしいよ。」と伝えるも。

「何もせずに渋滞にハマり時間が過ぎていくのが嫌だ。それなら少しでもいいから目的地に近づきたい」との事。何度か無理だと伝えても全く聞き入れてくれず。

「何でそんな事も出来ないんだ。バカでも出来る。」と言ってきたので。
「出来ないと言っているのになんでそんな意地悪を言うんだ。」と伝えると一瞬黙っていましたが、結局我慢が出来ず。
「いいから回避しろ。色々言わんと下道調べろ、調子にのんなよ。」と言ってきました。

2.渋滞回避失敗。


渋滞回避。調べても調べてもよく分からない。
特に高速道路だから。1度高速道路を降りて先のインターまで下道で行かないと行けないという作業がめちゃめちゃ難しい。
私が必死に調べていると高速道路の出口が出てくる。その瞬間元夫が「おい!出口が出てきてんぞ!どうするん?降りるんか?降りんかったら次のインターまで下道行かれへんぞ?どないすんねん!」と煽ってきました。


そう言われると焦って焦って。。。
とりあえず。
「じゃあ降りる」と言ってしまいました。
ただ降りた所でどの道を曲がるのか自分がどこにいるのかもう何も分からなくなりました。。完全に失敗。焦りもあり。なんとなく道案内するも。。どんどん変な所へ行ってしまう。
「ほんまにここでええんか?」と聞かれるが正直。。

分からない。


何も言わずに居ると「ホンマにここであってるんか?どんどん遠くなってる気しかせーへんけど!ホンマ使えんな。アホちゃうん?」「あーイラつくわ。頭が悪過ぎ。小学校からやり直せや。」
などなど。私を罵倒する言葉が狭い車内で飛び交うのでした。

3.子供の言葉。


罵声を浴びさせられながら道案内をする。
しかしもう。どこを走っているのか。結局どこのインターへ向かえば良いのかも何もかも分からなくなっていました。
走っている道もなんだか細くて山道っぽくなってきていた。
そんな車内で4歳になる子供が元夫に話しかけました。

子供:「どこに行けばいいの?」
元夫:「しらん。ママがアホすぎてどこ走ってんのか分からんわ。ホンマ頭悪いんよ。」
私:「子供が居る前でそう言う事言わないで」
元夫:「言われたくなければ最初からちゃんと調べろや。なんでこんな簡単な事も出来へんの?ホンマ使えん。」
元夫:「次は!?次はどっちや!?早よ指示せーや!おっそいねん!」
子供:「そんなに怒るから分からなくなるんじゃないの?そんなに怒らなくたっていいじゃん。」
元夫:「だってアホすぎやねん。」

私は。子供の言葉を聞いて子供にそんな事言われるなんて。なんて情けない父親なのかな。と思ったのと。私の味方をしてくれた子供に救われました。
子供の助言も聞き入れず元夫の暴言の嵐は止まらない。
その間。4歳の子供はいつのまにか眠り。私は眠ってくれた事に安心しました。

これで私をバカにする言葉を子供に聞かせなくてすむ。。

4.聞き流す力。


しばらく経っても目的地に着かない。元夫はついに。

「もう運転。疲れたわ。運転代われ。」と言ってきました。
丁度子供2人とも眠っていたので「分かった」と伝えコンビニに車を止まる。
一度冷静になってスマホで道を確認する。
運転を始めようとすると私に「車に傷絶対につけんなよ。1つでもキズ付けたら許さんからな。笑」と笑いながら言う。
私はとにかく元夫の言葉は聞き流して。目的地へ着くこと。事故らない事だけに集中した。


私が運転中も暴言は止まらない。後ろの席に乗った元夫は私が乗っている運転席の椅子を蹴飛ばして「あーあ。ホンマやったらこの時間には既に遊園地ついてるはずやのに。テメーのせいで遅くなったわ。貴重な時間返してくれる?」
「ほんまに頭悪過ぎるやろ。使えん。まじウンコ。家に帰ったらウンコしょんべんやろーに改名しろ。」
「頭悪過ぎるから1回そこの道に出てトラックにひかれてこい。そんで頭打てば頭良くなるわ。」

何とも幼稚な言葉の数々。よくそんな言葉出てくるよなと思いながら。基本無視。とにかく運転に集中しました。

しばらくすると子供も起きました。丁度インターにも着いて目的地の遊園地まで後少しになりました。下道を選んだ結果。大幅に到着時間は遅れ。遊園地には夕方に着きました。

タイトルとURLをコピーしました